登校してくる医ケアのこどもは健康な子。
これは、全くわたし個人の基準です。
非常に表現が難しいのですが、登校してくる医ケアの子どもは健康な子どもです。
医ケアは治療ではないので、だから学校には医師がいないんです。
日常がぜろぜろであれば、それがその子の健康な状態です。
もちろん、ぜろぜろがなくなるポジショニングやケアの方法を追求しますが。
ただ時々、なんでこの状態で登校してきたの?という子もいます。
さすがにそういう時には早退をお願いするようにしています。
授業に向えないなら、登校は違うと思うからです。
それでも、いろいろな家庭の事情もあって、すぐ迎えに来られない時などは、できる限りのことはします。
そして、この状態で母一人で連れて帰るのは難しいでしょう…という状態のままでは帰さないようにはしています。
例えば、痰がたまってぜろんぜろんであれば、できるだけ呼吸介助をして、痰の排泄を促してからにします。
帰りの車の振動でますます苦しくなる、という状態のままでは帰しません。
先日、新しく入られた看護師から、
「☆ちゃんのケアの内容に浣腸が加わったらするんですか?」
と質問されました。
なるほど、そうか、そう捉えるのね、と妙に感心してしまいました。
まあ、主治医がその指示書(学校で浣腸)を出すとは思いませんが、
「医ケアの子どもたちが登校するってことは、わが子の登校とおんなじですよ。」
とお答えしました。
「浣腸して授業にでられないですよね?」と。
いい質問をしてもらいました。
でもまあ、この先、『1時間に1回浣腸して排便が必要』って子供が登校対象になったら、するのかな?