スクールバスのこと 1
医ケアの子どもたちの、その保護者のみなさまの、本当にすべての気持ちが叶うように、
全部の事が
「大丈夫です、可能ですよ。」
「ご要望にお応えします。」
ってなれば、いいんですけど、
地域の学校に通っている、医ケアのない子どもたちでも、
学校って結構対応してくれないことが多いものです。
まず、前提としてそこは理解していただきたいなって思うときがあります。
医ケアがあるために、乗り越える課題も確かに多く、大きくなるとは思います。
それがひとつでも、学校の配慮ややり方でクリア出来たらいいな、と思ってお手伝い出来るところはしているつもりです。
そんななかで、よく
『医ケアの子どもはスクールバスに乗れない』って言うのがあげられます。
わたしは今はまだ、仕方がないかな?って思います。
実際に乗れない学校と乗れる学校、どちらにも勤務したことがあります。
あくまでわたしの主観ですが…
乗れない学校のデメリットと感じたところは、
保護者の送迎が負担であるということ。
メリットと感じたところは、
毎日保護者と直接お話出来て子どものことに詳しくなれること。
バスの車内で起きる感染症の蔓延に巻き込まれないこと。
子どものケアに合わせて登校時間が調整出来ること。
乗れる学校のメリットは、
保護者が車をもたなくても登校出来るところ。
デメリットは、
住んでる地域にもよりますが、早朝から1時間以上かけてバスに乗ってくる子どもたちは通学だけで疲労していること。
医ケアの子どもの体調で、スクールバスを途中で停める事がたびたび有ること。
車内で感染症がうつること。
連絡張を忘れると、家庭での様子が全くわからないこと。
簡単にまとめるとこのようなところでしょうか。
わたしは医ケアの子どもには、医ケアのない他の子どもに配慮するという観点からも、
原状では一定の基準で、送迎で登校してもらいたいな、と思っています。