サチュレーションを測ること 1

SpO2について(お前頭おかしいんじゃないのか?って言われるかも知れませんし、あんたみたいな看護師のいる学校に子ども通わせらんないわ!って思われるかも知れませんが…)、日頃から感じていることを書きます。

 

簡易モニターでの測定は、通常時には

 

脈拍以外あんまり気にしてません。

 

なぜか?

先日も書きましたが、通常脈拍をコントロールすることは困難だと思います(できる人もいるかも知れません)。

でも、サチュレーションの値は体位ひとつで変わるというのをのをたくさんみているからです。

 

側彎の強い子ども。

例えば左が縮んで右が伸びてる子。

右側が広いから、一見この状態が一番エア入りがいいかのように見えるかも知れません。

実は、縮んだ左は膨らませづらいのは当然ですが、伸びた右は伸びきってしまっているのでそれ以上の動きがしづらいんですよね。

なので、本人の可能な限りまっすぐな体位に戻してあげることで、サチュレーションの値は上がることが多いと思います。

 そして、日頃からそういった状態である事が多い子は、その時の値(たとえば95%とか)でもさほど苦しさを感じていないように思います。

 

 

 

ただ、体調によってしっかり数値が知りたいときはしっかり測ることもあります。

パルスオキシメーターの仕組みはこちらが詳しいので、読んでもらえると分かりやすいと思うのですが、

簡単に言うと指に光を通して、血液の中を運ばれていく酸素は十分かな~?って見るわけですよね。

肺で酸素化された赤血球が指の先っちょまで来るのに、タイムラグがあるのは当然ですよね。

と、言うことは “今” 出ている数字は“今より前”に酸素化されて、運ばれてきた赤血球っていうのも想像がつきますよね。

CiNii 論文 -  9.SpO_2モニターを用いた息こらえテストの正常人における検討 : SpO_2の妥当性の検討(第12回日本リハビリテーション医学会中部・東海地方会)

 

長くなるので2に続きます。