過労死白書 教職員や看護師のメンタルヘルス対策が重要 | NHKニュース

この法則でいくと、学校の看護師はメンタル病むわけだ…https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181030/k10011691221000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181030/k10011691221000.html

 

内容:
ことしの過労死白書では、過労死が特に多く発生していると指摘されている教職員や看護師について、保護者の対応によるストレスや患者からの暴力などが要因で精神疾患になるケースが多いとして、メンタルヘルス対策が重要だと指摘しています。
30日に閣議決定された、ことしの過労死等防止対策白書=過労死白書では、過労死や過労自殺がここ数年、年間200件前後で推移しているとしたうえで、特に多く発生していると指摘されている教職員や医療関係者などについて要因を分析しています。
このうち教職員では、平成22年からの5年間に精神疾患で公務災害と認定された28件について分析した結果、仕事上の負荷がかかった出来事として33件の事由が挙げられ、保護者や児童の対応といった「住民などとの公務上での関係」が14件と最も多く、次いで、生徒・児童からの暴行といった「異常な出来事への遭遇」が8件、「対人関係などの職場環境」が5件などとなっています。

また看護師では、平成22年からの5年間に精神疾患で労災と認定された52件について分析し、最も多かったのは「患者などからの暴力を体験」で23件、続いて患者の自殺といった「事件・事故・災害に遭遇」が17件などとなったということです。
そのうえで白書では、長時間労働だけでなく、教職員特有の環境に対するストレスに対する対応や、暴力を受けた看護師の就業上の配慮など、職場におけるメンタルヘルス対策が重要だと指摘しています。

厚労相「働きすぎで命失われることあってはならない」
根本厚生労働大臣閣議のあと記者団に対し、「働きすぎによって尊い命が失われることがあってはならず、十分な対策に取り組む必要がある。ことし成立した働き方改革関連法では、長時間労働の是正や医師の面接による健康確保措置などを講じることになっており、取り組みの周知を図っていきたい」と述べました。