胃ろうからの注入で最近おもうこと。
ペースト食の注入を胃ろうからすることについて、以前もかきましたが、プラスになることは多いと思います。
しかし、ケースによっては慎重に(やらない、ということではなくその方法について)考える必要性がある、と最近思っています。
その思っていることなのですが…
ペースト、という形態はどろどろで、私たちが咀嚼してもなかなかそこまではいかない柔らかさな訳ですが、単に水分を含んだ柔らかさ、な訳です。
つまり何が言いたいかというと、圧倒的にあるものが足りないんです。
唾液、です。
唾液と混ざってないんです。
混ざってないんですよ。
混ざってない食べ物が、いきなり胃袋に来ちゃうんですよ。
私のイメージでは、なんか『どろどろなのにぱさっぱさ』って感じなんです。
で、ケースによってという部分なんですが、
この『どろどろなのにぱさっぱさ』を注入してもあまり問題ないんじゃないかな?って思う子どももいるんです。
食べ物が好きで、食事の匂いに反応して唾液の分泌が明らかによくなる子ども、
胃残確認すると、その胃内容はもう、ヨダレ!って子ども。
お腹のなかでなんとかしてくれてるんじゃないかと思います。
そうじゃない子どももいますよね。
食べることに興味なし。
甘いもの味見してもらうと怒りマーク(`ロ´;)の子ども。
もちろん給食時間の胃残も…空?みたいな子ども。
その他にも既往にお腹の手術をしていたり、腸重積をしたことがある子どもには、
なんぼペーストでも、海草類や繊維のつよい野菜、また麦みたいな不溶性食物繊維は通過障害を起こす要因を注入しているのではないか?
そのように思うわけです。
そういった子どもには、食携帯を変えるために使うスベラカーゼのような、酵素があったら...混ぜて注入したいものです。
まさか、口から唾液をすいとって混ぜて注入するわけにいかないですものねぇ。