再挿入 1
看護師の仕事は、INはダメだけどOUTはよい、って結構ある(あった)んです。
採血はいいけど、静脈注射は平成14年に認められたところです。
で、確かに入れると抜くでは、子どもだって経鼻カテーテル自分で抜いちゃうくらいだから、抜くのは簡単なことが多いです。
そして、学校でそれOUT!が起こると・・・・
誰が入れるかっていうのが問題になるわけです。
まず、きょうは経鼻カテーテルの誤抜去時についてのわたしのひとりごとです。
わたしは再挿入は、基本的に受け付けません。
なぜなら今までケアしてきた子供たちで、経鼻カテーテルがないと生命に影響を及ぼすようなケースにあっていないからです。
保護者の仕事がどうしても都合がつかず、何があっても咎めないので入れてほしい、というケースで一度だけ再挿入したことがありますが、本当はしたくなかったです。
また、
保護者がやっているのに、なんでやらないのよ?看護師でしょ?
その通りです。
誤解を恐れず言います。
わたしは学校の看護師なので経鼻カテーテルが抜けた、ということは「給食が食べられない状態」なわけなので、どこの学校でも保護者のお迎えに当たる状態にあてはまると考えるからです。
抜けるという事故がないのが一番です。
じゃあ、抜けかけは?
わたしの基準は3cmまでなら押し戻して再固定、です。
その根拠はチューブの先が上を向かない長さがその程度であると考えているからです。
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今の職場では禁止されているので(すこしでも)していませんが。