いろんな見方、いろんな立場

昨日の記事、

ecn-shien.hatenablog.com

気管カニューレの誤抜去において再挿入しないなんて!

 

以下、ありがちな議論の例です。

 気管カニューレの誤抜去時、再挿入はしたほうがよいか、しないほうがよいか?

 

a:子どもと保護者サイドに立てば再挿入でしょう?

b:でも、学校の看護師がして子どもに何かあったときは、そのほうが子どものためにならないですよ。

c:そもそもいつもやってないことを、学校でするっていうのが違うんじゃないですか?

a:毎日カニューレの誤抜去なんて起きませんって。

 それに、元あった状態に戻せば、そのまま学校生活おくれるんですよ。

c:元あった状態にいつも戻せるって保証はないですよね?

b:いろんな条件によってどうなるかわからないんだから、やらない、って決めて救急車呼んだらいいんですよ。

a:救急車呼ぶまで、どうしていろと?観察だけしていろ、と?

b:気切部を保護して、加湿して、バイタルチェックして・・・・・

a:カニューレさえ戻れば、学習に戻れる状態でも?

c:うまくいっているときはいいですよ。

 でも、それでもし事故があったりしたら、気管切開している子は登校禁止、なんてことになりかねないですよ。

d:その事故のせいで、免許失うとか、私はそういうの怖いからしたくないです。

a:やみくもに再挿入!!って言っているわけじゃないですよ。

 状態によっては、当然救急搬送です。

d:じゃあ、その状態を判断して、決定して、だれが責任を持つんですか?

 

つづく・・・・・・・

 

a~d、それぞれの立場、役職に設定はありません。

でもdは看護師発言になりますね。

 

「安全」が、誰のための安全なのか?

「責任」は、どこまでの責任か?

 

命の問題だけに、無限ループです。