重症心身障がい児が学校に通うということ 2

「そのように学べる環境にあるとは言えない」わたしなりの根拠をお話ししますね。

 

先ずもってして、各子どもの特性が多岐にわたっているにも関わらず、あまりにも多岐にわたりすぎているために、クラス分けの段階から子ども同士の特性が合ったクラスに分けることが難しいです。

 

教室の数、教員の数、学年の子どもの数で、クラス分けした結果、

長時間は難しくとも、ある程度は独歩できる視覚にハンデを抱える子どもAさんとバギーのみの移動で酸素療法しているの子どもBさんが同じクラスになりました。

朝の体操にAさんは行くことができるけどBさんは行かれないので(もちろんその体操の時間はBさんなりの自立活動はしてもらっています)、Aさんが帰ってくるまでは朝の会が始められない、とか

教室内でもBさんの酸素チューブがあるため、視覚にハンデのあるAさんがBさんのそばに行くことにどうしても制限がついてしまう、とかそういったことが起きます。

一緒のクラスなのに一緒の活動をするのに相当の配慮が必要になるケースは多いです。