祖父の話。

つい先日は、わたしの大好きだった祖父の命日でした。

もう、15年以上前になります。

 

祖父は骨髄異形成症候群で亡くなりました。

 

亡くなる半年以上前から入院していて、その間にドラマとかでよくある

『こここ2~3日がヤマです。ご家族や会わせたい方々をお集めください。』

ってやつを3回も繰り返し、不死身なんだわ❗って思ってました。

 

一度目なんて、もうダメって聞いて病院行ったら、むくみがひどくて利尿剤処方されてたせいでトイレが近くて…

「薬で便所にしょっちゅう行かなきゃなんねぇんだが、慌てると毛のヤロウが引っ掛かって間に合わねぇから、毛を刈ってやったんだ!」

って誇らしげに笑う祖父に、誰が死にそうなんだって?と祖母に聞いたくらいです。

 

 

わたしは祖父にとって初孫で、小さい頃から、それはそれはもう、可愛がってもらいました。

可愛すぎて養子にくれ!と母に頼んだそうです。母と姉妹(^^;

 

3度のヤマのあと、祖父はもう家に帰りたい、を連発しはじめたそうです。その前から帰りたがってはいたのですが、

本気で帰る!家の風呂に入る!帰る帰る帰る~‼と。

 

ご飯も食べられなくなっていたので、おうちに帰ったら死んでしまいますよ、と医師に言われたようなのですが、一緒に暮らしていた叔母夫婦、家族も納得して、じいちゃんウチ帰ろうと。

医師には『もって一晩』と言われて帰宅したので、年休取ってわたしが泊まりに行きました。

「お前が居てくれたら心強い」って叔母夫婦が言ってくれて。

私も一応看護師ダ。

 

 

祖父と座敷に布団を並べて…

じいちゃん死んじゃったらどうしようって苦しくなりながら、寝ることはできず、

浮腫んだ足をマッサージしたり、腰を動かしたり…

小さい声で「痛くてしょうがねぇ」っていうから痛み止の座薬を入れたり。

じいちゃん、翌朝…

 

 

復活!

年休は1日だけだったから帰ったんだけど、翌日は親戚の看護師の伯母にお手伝いしてもらって、なんと家の風呂に入り、その翌日に亡くなりました。

お風呂に入って、おーきな息をついて

「ああ、気持ちいい」

って、うんと喜んだそうです。

 

 

お風呂まで手伝いたかったですが、手伝えなかったけど、

でも。

祖父の願いを叶えるお手伝いは出来たから、それでいいです。

どこまでも、祖父に感謝です。